『来院・入院の方』が対象とするユーザーは、病院を利用するもっとも多いきっかけとなる方々で、主に「患者やご家族」の方々が対象になる。
この方が、さらにWEBサイトを調べられるタイミングは、「初めて受診する場合」「再来院する場合」「入院やお見舞い」など、どうして良いかわからないという不安を払拭するための利用になる。
もっとも目につきやすいトップページ上にダイレクトにアクセスするショートカットメニューが用意されているため、サイト内の情報構造を理解することなく、遷移できるシンプルで超絶わかりやすい設計は、WEBの操作に慣れていない高齢者にも安心感を与える。
コンテンツや情報を見ながら、関連する情報へたどり着けずにイライラすることは多々ありますが、慶應義塾大学病院WEBサイトでは、ページが対象とするユーザーの利用目的に関係する情報が、ボタン一覧で一同に表示されているため、ほとんどの疑問や不明点は解決されると思われる。
通常のWEBサイトなら、あちこちのディレクトリーに遷移して、調べる手間ひまがほとんど無くなるため、サイト内のどこに何があるかを事前に知る必要は無く、目の前のボタンを押すだけのシンプルアクセスが大きな特長。
慶應義塾大学病院
このサイトの素晴らしい点
- 特に新規の患者に配慮した設計になっている
- カテゴリーと項目をしぼった表示と配列は、視認性が高い
- 間違いやすいポイントは赤字や目立つ地色で示されていてわかりやすい
- 大きめの画像と、地図や案内図の拡大機能など配慮がある
- ユーザー目的にあった入口が用意されていて迷わない
このサイトの残念な点
- リンク先がPDFファイルの場合があるが、ファイル形式が示されてない
- 柔軟にサイト内をリンクから行き来できるため、現在位置を見失いやすい