UIデザインの腕を上げる、ユーザー視点のWEBデザインで、サイト内行動動線を知る!

UIデザインのカナメは導線と動線

あなたがもし、あるページにユーザーを誘導するためのインタフェースを考えているとして、

WEBデザインのアイテム表現や設置場所に迷っているなら、それは、UIデザインの本質を見失っているかもしれない。

ユーザーは、本当にそのページに行きたいと、その場所で思っているでしょうか?

もし、そうで無いなら、導線と動線の違いをしっかりと考えてみる必要がありそうです!

よく、UIデザインとかユーザビリティとか言うけれど、それってなんなんでしょうか。そもそも、『UI』は、「ユーザーインタフェース」の略称として用いられますが、ユーザーインタフェースとは、コンピューターやさまざまな機械やソフトウェアを操作するために設計された人間とのコミュニケーションツールと言って良い。

しかし、それは、「コンピューター」や「ソフトウェア」を使いこなすために設計されたものではない。人間の感覚や思考に沿った操作を「コンピューター」や「ソフトウェア」に伝えるためのツールであり、考え方が逆なのである。

これは、WEBサイトでも同じコトが言える。サイト制作者(事業者)側の思惑や目論見の基で制作されているのがWEBサイトなのではあるが、『情報を伝える』ということに固執して、一方的であればあるほど情報は伝わらない。

まず、第一に考えるべきコトは、WEBサイトは、来訪者(ユーザー)が利用してこそ、初めて役に立つ媒体なのであるということ。このことが、すべての始まりである。

だから、ボタンの先にあるページであれば、ボタンをクリックしてもらって初めて、目に触れ、役に立つことの権利が生まれる。いやいや、それ以前に、ボタンをクリックしようという「その気」になって初めて、ボタンをクリックしてもらえる権利が生まれるのである。

ユーザーがWebサイトに訪れるのには、それぞれ理由がある。目的があるからこそ、サイトを利用するのであり、目的を達成するためにWEBサイトのメニューを操作して目的ページへ遷移する。
みなさんが、たとえばお弁当を買いにコンビニに行こうと思ったとき、飲み物に目が留まれば「ついでに買ってもいいかな?」とは思うけど、雑誌や新聞にはあまり興味が無いですよね。当たり前です。
これと、同じコトがWEBサイトに来るユーザーは皆思っているはずです。トップページで、どんなに派手にバナーやでっかいビジュアルで訴求しようとも、それが「欲しい情報」でなければ、ゴミ同然なのです。欲しいタイミングに欲しい情報への入口が目の前にあるから、ユーザーは「それ」に興味を示し、クリックしようと思うのではないでしょうか?

サイトを設計したり、会議で企画を議論する際に「導線設計」とか、「導線をどう張れば良いか?」とか、普通に話をしていると思いますが、「導線」は読んで字のごとく『導く線』ですから、効率的に誘導することを目的にした道すじと言えるでしょう。
しかし、一方で、コンビニの商品配置やスーパーマーケットの店内レイアウトもしかり、マンションや一戸建ての間取りを考える時に、必ず考えられていることがあり、それは「導線」ではなく「動線」だということです。

顧客が自然に行動する道すじとなる「動線」を意識することが、成功する店舗の鉄則であり、家事がしやすい間取りは日常生活を楽しく明るく過ごす上で、大変重要な意味を持つ「家事動線」、朝の家族同士が行き交う身支度ラッシュを円滑にする「通勤動線」、来客のプライバシーを守り寛ぎを演出する「来客動線」など、建築の世界では当たり前に基準として使われる「動線」。
WEBの世界では、あまり意識されず、戦略的な「策」を主体にした「導線」がよく使われていると言えるのではないでしょうか?

しかし、WEBの世界だって、その「サイト」や「コンテンツ」を使ってもらうために導線設計しても仕方ないのです。ユーザーの目的や感覚に見合った情報への動線となる遷移を容易にするための「メニュー」や「ボタン」でなければ、ユーザーはストレスが貯めるだけで、決してそのサイトを「使いやすい、分かりやすい」とは思えないし、好意も持てないのです。

ユーザーが、知りたいと思うページへの行動動線の入口は、サイトに対してのリテラシーとの兼ね合いで見つけやすい最適な場所があり、目的の情報への執着心が大きさや色などのインターフェース上の見つけやすさを促進するのだとすると、サイトや事業者側の思惑だけで情報をレイアウトしたり情報構造を設計することが、いかにナンセンスなことかは、自明なことなのではないでしょうか?

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