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2006年11月13日
千葉県初の「県ロゴ」に県民からブーイング!なんだってサ
Yahoo!ニュースー地域活性化に11月12日(日)16時 29分 更新された記事によると、これを見た県民が「ダサイ」「垢抜けてない」と大ブーイングなんだそうな。

こうやって、四角の中に入れてみると言われるほど「ダサイ」感じはしないと思うのだが、確かに千葉県が出した広報発表をみるとうなずいてしまうことしかりだ。
ボクはデザインを批判するつもりは無いが、この発表の仕方には異議が大ありである。こんな役人仕事をされたんじゃあ、このマークを開発した中條正義先生に失礼だ。ボク的には、潰れる寸前といってもよかった「銀座松屋」を銀座デパート戦争の勝者にまで押し上げる原動力となった、あのブルー地に秀麗な「MATSUYA GINZA」が強く印象的で、「ちばロゴ」もちょっとこれに近い。
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さて、この「ちばロゴ」が、それじゃあ洗練か?!といわれると素直にうなずけないのにはちょっとしたからくりがあって、その一番の元凶はリリース文そのものなのである。
様々な魅力を持ちながらも、県全体としては垢抜けないなどと言われることもあった千葉県のイメージの一新を目指して、統一的に活用する新しいロゴを作成しました。
新しいロゴは、多様な魅力が集約した“ちば”の文字を使って「洗練」されたデザインとしました。
今後、PRポスターや各種広報刊行物などにロゴを活用し、千葉県を全国に発信します。
ここで言う、「魅力が集約した“ちば”」ってなんだ?「洗練された」って何をもって「洗練した」と結論づけているのか???
こういうとってつけたような報道発表には「愛」も「労り」のかけらもない
だから、県民をはじめとするこの情報に触れる多くの人が、木を見て森を見ていない結果になるのである。
グラフィックデザインは、時に芸術としての境が無くなるときがあり、その意図するところや象徴するところがわかりにくい場合がある。また、何か、新しいものを生み出すときには必ず反対意見や罵声がつきものであり、そんなことにいちいち目くじら立ててたら改革なんてできないのである。
少なくともデザイン性の価値を広報発表する義務が千葉県にはあったはずだ。
●何を持って洗練と位置づけたか?
一般的に、洗練されていると人が認知するポイントとしては文字自体のプロポーションにおいて、
書体が 太い → 細い
(線が細いほど精緻な感じがするため情報企業・ファッション企業など先端イメージの強い企業や団体が多く取り入れはじめた)
表示が 和文 → 英文
(画数が少ないほど洗練されて見えることに起因する。今回の例では広い年齢層をカバーする意味合いも有るだろうからこの限りではない)
ふところが 狭い → 広い
(ふところとは、文字を形成する部分で円弧を描いている部分の径をさし、これが狭いと伝統的なイメージがあり、ひろいと若々しさを感じる。ただし広すぎると軽くなりすぎるという難点もありつかう文字によってその頃合いが難しい)
使う場所の余白が 狭い → 広い
(空間の中での存在感であったり独自性を意味するもので、一般的には余白を広くとった中にある方がより洗練されて見える)
●具体的な活用事例の制作物で表現するのが一番
ロゴ活用の第一弾として、「千葉ブランド水産物認定マーク」と組み合わせたものを作成しました。今後、このロゴを活用したポスターの制作などにより全国にPRしていきます。また、県の様々な広報刊行物にも活用していく予定です。
などと能書きタレてないで、どんなデザインとして活用されるのかを示す方が一般素人にはイメージつきやすい。
それよりも、どんな人が、どんなカタチでこの「ちばロゴ」に触れるのかという「接触機会」がイメージできないことも「ダサイ」と決めつけてしまう要因なのである。
・お年寄りから小さな子供にまで認知できること、
・県民の象徴として愛着を持ってもらうこと、
・県外の人に、的確に「ちば」の象徴を理解して体感してもらうこと。
こうした目的が誰に向かって情報発信され、どんなメリットを県民やそれを見た人々が享受できるのかという
ビジュアル・アイデンティティの原則が欠落している
と思うのである。
どんなデザインも、最初見たときにはピンと来ないことは良くある話である。しかし、デザイナーはそういう「第一印象」をデザインの基本とはしていないワケで、「長く使い続けたときに飽きが来ない親しみや愛着を感じることができる」ようにデザインするのだから、その点を自信をもって報道発表してあげないと、情報の受け手側(県民という利害に絡む人々)には不安を残すだけである。
どんなに秀逸なデザインであろうとも、その使い方・伝え方を間違うと「愚作」と何ら変わりない。
決められたことを確実にこなすような役人などいらない。
次の世代に必要なのは「考えて生み出す」事のできる役人なんですよ。
千葉県さん!!
投稿者 continue_kozai : 2006年11月13日 00:02
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